先日の東恩流空手の稽古(基本)

どんな立ち方でも全身に力の入る立ち方をしないと納得のいく突きができない。人によって力の入る立ち方が微妙に異なる。きれいに見える形が威力のある突きを出せるわけではない。体幹のバランスだけでなく、全身部位の角度、方向にも関係してくる。

東恩流空手の基本

東恩流空手の基本にはレベル1~レベル5まであると考えてよい。型を覚えることだけに専念して基本を疎かにすると空手のレベルは全く上がらない。疎かにしているわけではないが、間違った基本の稽古をしていくと全く、上達しない。空手の基本はどこの流派も同じと思ったら大間違い。この基本の稽古こそが上達の鍵を握る。

東恩流空手のサンチン

東恩流のサンチンをする時に特に気を付けなければならないのは姿勢である。横隔膜を広げるのと胸を張るのとは意味が異なる。胸を張った状態で基本をしてもすべてがおかしな動作となるのでこれだけは最初に修正しよう!
通常の歩く動作に手を広げれば、自然と横隔膜は広がる。胸を張る必要もない。自然体で基本を行うこと。

東恩流空手のサンチンと基本

東恩流空手は特にサンチンが難しい。他流派のようにサンチン立ちで移動する時は体をユルめるという考え方はない。東恩流の場合は体を締め上げた状態で移動するので2年~3年で基本を身につけるということが難しい。この基本ができて、正しい突きと蹴りができるようになる。

ここから私の空手人生が始まった(東恩流空手 4代目宗家)

今までやっていたスポーツ空手では準師範まで取得しており、当然、その流派の段もあり、全空連の段位も持っていたが、それをすべて捨てました。理由は東恩流空手と今のスポーツ空手ではすべてとは言わないが、相反するところが多くあるということが分かったため、今までの空手をすべて捨てることにした。ここからが私の空手人生の始まりということになる。

東恩流空手36年前の自分は?

神崎先生から、サンチンは特に指導されました。神崎先生から「昔、自衛隊でサンチンばかり3ヶ月やらせたら最初は100人ぐらいいたのが2~3人になってしまった。」ということをよく聴きました。足の親指に上から釘を刺したような状態で親指をまったく動かさずにサンチン移動をする。親指を中心に足裏から左右と前後に脹脛から締め上げていくというのがサンチンの基本だと言われた時には今までの空手は何だったのかと36年前に思った感想であった。

先日の東恩流空手の稽古

神崎先生に初めてお会いしたのは36年前の夏であった。同じ宇佐市出身であることから、基本から指導していただいた。確かこの時、神崎先生は53歳だった。私もこの時はスポーツ空手をやっており、基本もすべてが違うことに愕然となった。それから5~6年、基本をしっかり指導していただき、これが許田先生からそのままを引き継いだ空手であるというのがこの時、初めて理解できた。